―お見事! 飲み込みが早いですね、 (口で説明しただけで、ここまで出来るとは。やはり彼は能力がない訳ではなくて、ただ不器用なだけなのだ。嬉しそうな彼を見てはこちらまで嬉しくなってきてしまって。口角を上げながら、ぱんぱんぱん、とゆっくり拍手しながら、少々大袈裟に彼のことを褒めてやり、)