一国の主たるもの、これくらいは… (むすりと納得のいかない顔をする彼にはて、と?を頭に浮かべながらそう切返す。なぜ誕生日だからと言って彼を甘やかさせねばならぬのか。しかし、この後には今日、彼のための誕生日会が開かれるのだ。喉は乾かないよう机のそばにミネラルウォーターを置けば「ではまた」と彼の部屋を後にして)