_、これは、! (それから程なくして、ばごん、と地中からなにか飛び出すような音が辺りに響いたかと思えば、速度はゆっくりであるのが救いだろうか、だぼだぼと水が街中にゆっくり溢れていく。明らかに魔法の暴発、そして暴走。ここまでだなんて聞いていなかった。実際に地中から水が出た訳では無いけれど、桶に水を貯めようとして杖を振ったであろう当の本人は自分でも驚いているのか、身動きが取れずにいて)