おやおや、お坊ちゃんの肩は岩ですか? (彼が緊張するのも無理はない。なにせ、目の前で魔法の暴発を見ることになるのは初めてになるのだから。しかし、これから国を背負うもの、あまり甘やかすのは意味が無い、そうは思いながらも緊張をほぐしてやらねばと彼の両肩をさすれば、いつもの嫌味を投げかけながら大袈裟に溜息ついて)