__街中から少し外れたところに、「紅荘」(クレナイソウ)という名のアパートがあった。
一筋縄では辿り着かないような場所にあるため、意図的に見つけ出すのは非常に困難。
そのため、存在自体もそこまで広まっておらず、「幻のアパート」とも呼ばれている。
そんな紅荘に住んでいるのは変わり者ばかり。
そして、全員が「人間」ではない。
『はじめまして。入居希望の方ですか?』__
おはようございます?こんにちは?こんばんは?
こほん……気を取り直して。紅荘へようこそ!
私、ここの大家こと、座敷童の蓮花と申します。以後お見知りおきを。
えぇと、では早速入居届けを……!__の前に。
いろいろ説明しておきたいことがありますので、まずはそちらから御覧ください。
>1 ルール等
>2 わたしのこと
>3 入居届け