匿名さん 2020-07-16 23:07:51 |
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>アーニャ
( 「もちろん!私もゆーくんとお祭り行きたかったし!頑張れあんちゃんー!!」梨々が当然のように言い切っているだなんて知る筈もなく、歩は絶賛お昼寝中。静かな空間の中で、誰かがさらさらと本を捲る音だけが聞こえる。雑音の中で眠れないことはないけれど、やはりこうして音の少ない世界だと心地よい。「ん……あれ、アーニャ……?」マナーモードにしていた為にぴろんと通知が来ることはなかったが、ふと目を覚ますと目に入ったのは愛する彼女からのメッセージ。『図書館。ここあったかくてきもちい』図書館のどこにいるのか、具体的な説明は書かないせいでわかりにくいかもしれない。しかし当の本人は既に彼女が迎えに来てくれるものだと思い込んでいて。それから数分、彼女を待っている間にも再びうつらうつら。かくりと寝落ちてしまったのは遅くまで課題をやっていたから。彼女が此方へと来るときには、すやすやと規則正しい寝息を立てて眠っていることだろう )
>ゆーくん
( 今はどんな撮影をしているのだろう。浴衣だとしたら来月号は保存版。どんな服装も似合うのは当然、それでも和服は特別麗しいことこの上ない。最初に彼が掲載された雑誌を見てからリアコ宜しく表紙に名前を見つける度に欠かさず購入してきた。そんな彼と付き合えてからは幸せしかない。毎日の活力!らぶ!といった調子でよりいっそう仕事に励む理由を作ってくれているのだ。雑誌で見るような水色や青、白などの可愛らしい浴衣か、それともあえて紺や黒か。いやいや、そんなことをしたら大好きなゆーくんを独り占め出来ないからお面で顔を隠して貰わなくては。きたるデートに思いを馳せながら終わっていなかった仕事をてきぱきと片付け。生徒会長なのにも関わらず切っていなかった携帯からぴろんと通知のくる音がすれば、『私も終わった!ゆーくんへのらぶぱわーは偉大なり!今からスタジオまで行って良い?』なんてバカップルらしい天才とは思えない文面を打ち込んでにっこり。ばたばたと片付けを進めながら答えを待ち )
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