(オリジナルの話となります)
もう、何百年も前の話になる。
ある天使は一人の不思議な力を持った女性に恋をしました。天使はそれから下界に降りては女性に会いに行き、女性も次第に天使に恋心を抱きました。両想いになった二人、それに対し神は『二人の恋が本当かどうか』確認するため、わざと二人の仲を引き裂こうとしましたが二人の愛する気持ちは変わらず、どんな苦難を与えられても恋を捨てませんでした。次第に神は苦難を与えるのを止め、二人の恋を許しました。やっと結ばれ幸せになった二人でしたが、とうとう別れのときがやって来ました。
女性は人間、天使と違い寿命は短きもの。女性はその寿命が尽きてしまったのです、悲しみにくれる天使は女性の後を追うため姿を消してしまった――。
作り話か否かのこの話は天界では有名となり、人間界では宗教の間だけ有名になったが、実はこの話には一つだけある一説があった、その一説とは『この天使と女性の間には、一人子供が居る』この一説は宗教の間で真か否か議論され、結局この説は真実ではないと否定されてしまったが―――実はそうではない、この物語もその一説も全ては真、信じないというのならあの”少女“を見てごらんなさい。
(レス禁)