箱 庭 へ 、 憧

なんて、迷惑だ

僕と一緒で、
進まずに止まってくれる人がいい
ずっとずっと変わらないままがいい
私は変わらないから
あなたも変わらないで欲しい
僕が変わるまで

我儘だなぁ。
ずっと言ってなかった我儘が
他人に流れるなんて
なんてはた迷惑なやつなんだ。

また手元に戻ってきた時、
嬉しさと独占欲がじわじわきた
押し込めて、押し込めて、
でも貴方が可愛いなんて言うから
でも貴方が好きだなんて言うから

また、あの目に似た目を見た。
なんでその目をしてるのかは
わからなかったけど、
離したくなくなる、目だった

後ろから、なんて抱きしめ方、
恋人みたいな、そんなの久しぶりだった。
でも、引き止めておきたかった
まだ、貴方に触れていたかった

独占欲、独占欲独占欲。
でも最初はただの推しだったのに、
近付きすぎた。
例え貴方の一時の風でも
たった今、この瞬間は
僕だけが目の前にいて
僕だけの貴方で
それをとても、心地よく感じてしまう

僕が付き合ってた時、
傍から見れば酷い束縛だったんだろうか
大丈夫？とはよく聞かれたけど
あんなの屁でもないだろ
嘘つけば何も詮索されないし
機嫌悪い時は隣にいるだけで許してくれる
なにもマイナスなどない
でも、束縛は悪いって周りの女が言ってた
私は束縛をしたい人間だ
だけど他人の枷になるなら
全部引っ込めてしまえば、それで
僕は衝動的に好きとか自分から言えない
だってその言葉と一緒に独占欲が
溢れ出てくるようで、でも隠さなきゃって
一言口に出すだけで、20秒は考える

僕は目の前の人が
僕だけのものであれば
それでいい
僕だけでいい
僕は違うけど
、典型的なクズだな

いっぱい欲しいからしょうがない
いっぱいくれた人がいるから
それが僕の普通だから
足りない

足りない足りない足りない
そうだ、あれでも足りなかった
好きって言ってくれるなら
もう、誰でもいいやって
現に今も、気づいてないだけで
すでにそうなってるのかもしれない

もう、救いようない

足りない
全然足りない
欲しい、欲しい欲しい欲しい
好きが、可愛いが、貴方が

好きじゃない
どーでもよくなった
その代わり
君が、跡を残すから
胸糞悪い

もういい、好き要らない
あんたの好きは、要らない
邪魔だ
好きじゃないから

好きって言いながら
今までの態度変えて
今更？
おかしいじゃん
なぁ
おかしいのはわたし？

いいや僕はおかしくない
事実だった
誰かに言いたかった
整理をつけたかった
いきなりそうなって、戸惑って
なんで憎まれ口言われなきゃなんないの
言うなって言われてたことを
言ったのは悪かったと思うけど
事実なのには変わりねぇだろ

ねぇ僕の優しいは何の為なの
罪悪感からくるそれなんて
なんもない、空っぽだ

優しいなんか言うなよ
気持ち悪いから

もう、何もしたくない
好きとか嫌いとか、
ないから。