ツイステファン 2020-04-28 21:49:56 |
通報 |
花燈 *
(再度押し込められた簡易試着室の中、渡された衣装に身を包み。目の前の鏡に映る己の姿に、思わず、暫し固まって。
手にしただけでも分かる質の良い滑らかな布。純白に輝くそれは柔らかに裸体を包み込み。ストンと落ちながらも、ひらりと舞うドレスの裾は身体のラインを美しく魅せており。大人な彼等の隣に服だけでも相応しい姿になれたのでは、なんて自然と背筋伸ばしつつ、背中に結んだ大きめのリボンを揺らしカーテンの外へと進み出て )
レオナ先輩、ジャミル!
見て。綺麗なドレス!
(平素の脚出す制服とは違い、露出の控えめなそれ。それでも確かに覗く肌はドレスの効果か心做しか常時よりもきめやかなものに感じてくる。無意識に口許綻ばせ、スーツ びしり と着込む彼等の間に並び経てばヒール履いたままその場で一周し自慢を落とし。 「まるでウェディングドレスみたい!なんて」ふふ、と音漏らし笑ってはあざとさ意識した冗談を )
まるで二人のお嫁さんみたいね!
"""""""""
フロイド *
ゼラニウム、、ってどんなんだっけ
( 彼女からの返答を復唱しては、その名が示す花の姿を脳内で思い浮かべようと。けれども花よりも靴、靴よりも彼女な陸数年目の己の脳内がソレを導き出すことが出来なければ、手持ちの端末にて検索し。そうしてその鮮やかな色合いに思わず瞬きひとつ。丸みを帯びた花弁は、今にも泳ぎ出しそうな程ひらひらと重なり。しっとりと濡れたような葉っぱがその潤しさを誇る。密かに咲き誇り、それでも力強く胸を張るその姿は、まるでドレスの裾を翻すように美しく空を飛ぶ蝶々の如く。嗚呼、目の前の彼女の、蜂蜜色の瞳に、白星のような髪に、それを纏める薄ラベンダー色の絹布に、誰をもを魅了する太陽のような笑顔に、似合う花。まるで彼女の為にこの世に命を授かったのでは、と疑いたくなるほど相応しいその姿に、どうしてもそれを彼女へと贈りたくなる。けれども )
……そんなこともあったね、そういえば。
( けれども。彼女の思い出話に、心底嬉しそうに笑う今よりもずっと幼いタコの幼馴染の記憶を思い出しては、はた、と思考を止め。恐らく、これを彼女に贈ったとしても、己は彼女の特別にはなれないのだろう。幼馴染と双子との思い出を懐古している彼女の姿に、胸痛めてはそれを吐き出すように下記を )
そんなわけねェじゃん。理解してたらとっくに、
( とっくに彼女に思いを告げている。彼女がして欲しいことをして、彼女が言って欲しいことを言って、彼女の隣に堂々と居れる資格を、彼女を独占できる権利を、とっくの昔に手に入れている筈なのだ。体育館座りをしている自身の膝に顔埋めては、盛大な溜息と共に拗ねた口調で )
俺も、ゼラニウムのアズールとレティみたいな、俺とレティだけの思い出が欲しい、、
"""""""
お待たせ致しました、!久しぶりな為、ロルやフロイドさんが下手っぴかもしれませんが、少しずつ戻していきたいのでどうか大目に見てくださいませ!!( 頭下 )
トピック検索 |