心療内科の薬剤 ワイパックス
【精神科医が解説】ワイパックス(ロラゼパム)の効果と副作用
ワイパックス(ロラゼパム)とは
ワイパックス(一般名:ロラゼパム)は、1978年に発売されたベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬になります。
不安感や緊張感を和らげる効果が期待できるため、安定剤と呼ばれることもあります。ワイパックスの特徴は、即効性があるしっかりとした効果になります。その一方で、肝臓への負担が少なかったり、効果のわりには眠気や筋弛緩作用が少ないお薬になります。
このためワイパックスは、
発作的な不安が認められる場合
身体の緊張がそこまで強くない方
肝機能が低下している方(高齢者や脂肪肝)
に使われることが多い抗不安薬になります。
作用時間は比較的短いため、効果を持続して期待する場合は1日3回となります。頓服(必要なときに使うお薬)として使うことも多い抗不安薬になります。
ワイパックス錠は発売から年月もたっており、ジェネリック医薬品としてロラゼパム錠が発売となっています。
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