匿名さん 2020-04-05 19:19:02 |
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うーん
花音さんも俺も仕事が忙しいから
遠くにはいけないですよね?
ちょっと待っててください!
(スマホで自分のスケジュールを確認しながら)
この日なら1日休みですけど
花音さんスケジュールどうですか?
あっ
全然、、俺、花音さんみたいに
利口じゃないから、、
身体は大事にしてくださいね?
えっ!?
俺ですか?全然ですよー。
花音さん知ってるじゃないですかー。
多分俺は独り身です。笑
確かに、仮に旅行に行けたとしても日帰りが良い所かも。
ちょっと待ってね。確かその日は…。
(と言いながらショルダーバックの中からエレガントグレーのビニールカバーのA6サイズの手帳を取り出し、同じようにスケジュールを確認して)
大丈夫、ちょうどオフの日よ。あ、でも車を使えばちょっとした遠出は出来るんじゃない?
(答えながら手帳に挟んだ桃色と白を基調としたハーバリウムボールペンで相手との予定を書き込み)
可視化するには私みたいにスケジュール帳を付けたり、日記を書いたりして自分が1日でどれくらい自由に時間を使えるのか把握すること。朝起きて今日のスケジュールを書いて冷蔵庫に貼っておくっていうのも一つの方法ね。
(となるべく分かりやすく説明をして)
ありがとう。その気遣いだけでも嬉しいわ。
中々良い物件だと思うんだけれどね。
って、人のこと心配している場合じゃないだけれどね。
結婚願望はあっても、良縁に恵まれないと難しいし…。
おー!!
じゃあ遠出しませんか?
車は俺が用意します!!
(スマホに予定を入力しながら、相手の使っている
ペンが気になり)
花音さん、、それって俺でも使えますか?
めっちゃきれい、、
わかりました!
自分もスマホに1日のスケジュール入れてみます!!
花音さん
モテると思うんだけどな、、
難しいですね、、恋愛って、、
ええ、良いわよ。誰かとドライブなんて久し振りだから楽しみ。
あ、運転に疲れたらいつでも代わるからね。
(手帳に予定を書き終わりペンを手帳に挟もうとし)
勿論。なんなら作ってみる?
このハーバリウムペンはセットで売られていたもので作ったものだから。
(言いながら手帳に挟もうとした、ハーバリウムボールペンを相手に差し出して)
まぁ、私の場合はこうやって手帳に書き留めているけれどね。
私?ないない。良くて良い人どまりか、恋愛相談役って感じ。
はぁ、親からは早く子供が見たいって見合いを勧められたりするし…。
やったあー!!
俺も楽しみだあ!!
あ、ありがとうございます!!
えっ!!
俺でも作れるんですか!?
(ボールペンを借りて、じっと見つめ)
本当に綺麗だなあ、、
花音さんみたいだ。
(相手に聞こえないように言う)
俺は全部スマホで済ませちゃうからな、、
手帳にしてみようかな、、笑
俺、手帳、似合いますかね?笑
俺もです。
良い人で止まって、、進展なくて、、
花音さん、
ゆっくりいきましょ?ねっ?
あっ、ありがとうございます!
(ボールペンを返し)
あっ、、うっ、、
(急に胸が苦しみはじめ)
花音さん、、
すいません、、俺の、、服に、、
薬が入ってるんで、、とってもらえないですか?
(隼人はぜんそくもち)
ドライブなら何処が良いかしら?
桜はちょっと遅いし、芝桜にはまだ早いし…。
奥多摩・鎌倉・箱根・日光・千葉・横浜、駄目ね。行きたい所が多すぎて絞り込めないわ。
(ただ当てもなく車を回すというのも味気ないため、候補地を指折りながら挙げるものの、どこも魅力的なスポットなため最後には苦笑を浮かべて)
手順さえ間違えなければ、あとは本人のセンス次第だからね。
ん?何か言った?
(ボールペンを持っている相手を見ながら、呟きが聞き取れなかったため問いかけて)
そこらへんは自分に合ったやり方でいいんじゃないかしら。
私はいざというときに漢字等が出てくるように手帳にしているだけだし、書いた方が覚えやすいしね。
うーん。半々ってところかな(笑)
婚活しようにも、お金と時間を考えると、ねぇ。
…ありがと。お互い良い人に巡り合えるといいわね。
(と言いながらボールペンを受け取ると、手帳に挟んで)
!待っていて、今薬を取るから。
…はい、ゆっくり、落ち着いて。
(小さい頃から喘息が出た相手を看病していたため、慣れたように薬を取り出すと相手に差し出しながら、相手の背中を片手で優しく擦って)
とりあえず、、
二ヶ所にぐらいにしぼりませんか?
二ヶ所くらいだったら
行けますよ!!
(何気ない自信満々な顔をし)
えー!!
俺、センスないからなあ、、
花音さん作ってくれませんか?
お願いします!!
(必死に頭を下げ)
あっ、何も言ってないです!!
気にしないでください!!
そうですよね、、
俺も手帳にしよ!!
花音さん、手帳も買いにいきましょ?
いいですよね?
はい、、
お互い見つかるといいですね?
頑張りましょうね?
あっ、ありがとうございます。
(薬を飲み)
ふぅ、、ごめんなさい。
迷惑かけちゃいましたね。
絞るって言ってもねぇ。
どういう風に楽しみたいか決めないと、候補地は絞れないわ。
(それぞれ違った魅力を持つ所なので、悩むそぶりを見せ)
分かったから、ほら?顔を上げて。
どんな色でどういう風に作ってほしい?
(必死に懇願されれば、承諾しつつ問いかけて)
はいはい。ドライブのついでに付き合ってあげる。
もう気にしないでっていつも言ってるでしょ?
それに迷惑だなんて思ってないわよ。
(ニコリと微笑みながら相手から離れようとして)
お花見でもします?
ちょっと軽い感じで!!
そうすると、、日光とかはどうですか??
やった!!
ありがとうございます!
んと、、青色系で、、シンプルに
作ってほしいです!!
ありがとうございます。
感謝します!!!!
(相手の手を握り)ギュ
花音さん、、
離れないで、、ください。
日光!良いわね。日光東照宮、日光二荒山神社。
日光江戸村、東武ワールドスクウェア、あしかがフラワーパーク。他にも色々見所が満載ね。
まぁ、その土地ならではの見所はほかのところにも言えるけれど。
青系でシンプルね。了解。
今度のドライブの時にでも出来上がったものを渡すわ。
(手帳の予定欄に書き込み)
…分かったわ。
満足するまで傍に居るから。
(手を握られ引き留められれば、相手の側を離れるのをやめ、握った手はそのままの状態で、ぽんぽんと相手の頭を優しく撫でて)
じゃあ日光に決定!!
花音さんいいですよね?
ありがとうございます!!
楽しみにしてます!!
なんか、、
懐かしいです、、
前にもありましたよね、、?
俺が急にぜんそくの発作で、、
それで花音さんにこうやって、、
花音さん、、あの、、その、、
(頭を撫でられ、言葉を伝えられず)
異論ないわよ。
当日が楽しみね。
(ニコニコと楽しげに微笑み)
懐かしいわね。
あ、ごめんなさい。子供の頃からよくこうやって隼人の頭を撫でていたから…。
(褒めるときや慰めるときなど、その時々によって状況は変わるものの、子供の頃からの癖は抜けきっていないようで、頭を撫でる手を止めて離そうとし)
覚えてる?私達が小学生の頃、私が急性肺炎で入院し一時期喘息を患っていたこと。
だから、隼人の苦しみは理解できるの。だから、安心して甘えていいのよ。
(高校の頃一度喘息の症状はでたものの、今はすっかり治まっている状態で)
やったー!!
花音さんと出掛けるの
久しぶりだあー!!
マジで嬉しい!!
(笑顔になり)
あっ、、
やめないでください、、
手、、繋いでいたいんで、、
(相手の手を握り)
覚えてます。
あの時、俺、花音さんに
もう会えないんじゃないかと思って
めっちゃ心配したんです。
(その時を思い出すと、涙が出て、相手の手にこぼれ落ち)
それも両親や友人抜きなんてほんと、久し振り。
お互いに何も予定が入らないと良いわね。
(相手の笑顔を微笑ましい物をみるような表情で見て)
はいはい。全く昔から甘えん坊な所は変わってないわね。
(いくら体格や身長が大きくても、可愛い弟の部分を見せる相手に手を優しく握り返して)
大げさね。今はちゃんと健康だし、こうして隼人の傍に居るでしょ?
(と言いながら相手の涙を、自身の指でそっと拭って)
そうですね!
予定が入りませんように、、
祈らないと、、!!笑
花音さんしか知らないじゃないですか!
それに、、
花音さんにしか甘えられないんで、、俺。
花音さん、、あの、、その、、
俺、、花音さんが、、好きです!!
俺で良かったら付き合ってくれませんか、、?
(相手と見つめ合うように正座をして)
あっ、、俺、、その、、
すいません!!!
忘れてください!!
(相手から離れ、慌てて自分の部屋の寝室にいき)バタン
何言ってるんだよ、、俺。
花音さん、、迷惑なことを、、
…え。
私の事が、好き…?
(唐突な告白に、目を丸くし呆然とした様子で、言葉を噛み砕くように繰り返して)
あ。ちょっと…!
(思わぬ状況に困惑し、固まったままでいたが、相手が動いたことにより、思わず後を追いかける様に相手の寝室の扉の前に立って)
…ねぇ、隼人。
貴方がこんなこと冗談や酔狂で言えないってことはわかってるよ。
でもね、正直言って気持ちの整理がつかないの。だから、返事は、少し待ってほしいの。
(面と向かって言うのを憚れて、扉の前に立ったまま、混乱している自身の気持ちを落ち着かせるように、ゆっくりと静かに言葉を紡ぎ)
本当にごめんなさい、、
俺は、、最低です。
あっ、、
えっ、、わかりました。
ゆっくりでいいんで
花音さんが納得出来るまで、、俺待ちます。
(再び発作が起こり)
うっ、、はぁ、、
(胸を押さえ部屋の床に倒れてしまい)
花音、さ、、ん、、助け、、て、、
…そんなことないよ。
好きって伝えるのってとても勇気がいることだと思うから。
(相手の言葉を否定して)
どれくらいかかるか分からないけれど、必ず答えを出すから。
(好きと伝えてくれた相手の気持ちを裏切る結果を出したくないため、必ずとはっきりとした声色で伝えて)
…隼人?!
(部屋から聞こえてきた物音にただ事ではないと、扉を勢いよく開け駆け寄り)
こんなすぐに発作が起きるなんて…、念のために病院で診てもらいましょう!
(通常ならば薬を飲めばしばらく発作がおこることはなく、いつもと違う状況に救急車を呼ぶためスマホを取り出して)
で、でも、今までこんなことなかったし…。
(まだ呼ぶ前だったが、本人の意思を尊重するべきか迷っていて)
ねぇ、本当に呼ばなくて大丈夫?
それとも病院に行く?
(未だスマホを持ったまま、相手の顔色を窺うため覗き込むような体勢をとり)
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