ヘデラが全てを隠すころ　/　〆

百瀬、狭いマンションで悪い。男の一人暮らしだから大した物も置いてなくて(　誤魔化すように落ちてる服を慌てて拾えば隠すように奥へ片付けて/戻ってくる際に鍵置き場に掛けている最初に貰ったままの使ってない予備の鍵を差し出して　)これ、君に渡しておく。いつでも来てくれ

……、合ってるよね？ね。 ( 扉を開けてチラッと覗いて ) 希八さん居る…？ ( 姿の見えない相手の名前を不安げに呼んでみてはキョロキョロ )

あ、ありがとう。なんか、ドキドキしちゃうな…。 ( 差し出された合鍵を受け取れば、まじまじと眺め / ポツリと呟き )

すまない！折角君を招待するのに部屋を片付けてたら反応が遅れてしまった！( 慌てて姿を表せば片手を顔前に立てて )合ってるよ、大丈夫。……この鍵、使ったことないんだ。誰かに渡すのも初めて( キーホルダーも何も着いてない渡されたままの状態のそれを視線で追いかけて )百瀬、これは俺の勝手な相談なんだけれど、もっと俺のことを知ってもらいたいから少ししっかり纏めた俺についてを君に見て欲しいんだ。勿論！君にも同じことを強要したい訳じゃないから心配しないでくれ！( そろそろと挙手をすれば途中で慌てるように言い直して )

…！や、全然！むしろお邪魔しに来ちゃった。 ( 現れた相手の姿に安堵し、首を左右に振って ) なんか、大事な物受けとちゃったって感じ。俺もこんなの初めてだから、どう反応したら良いのか分かんなくて。不慣れでゴメン！ ( 手のひらに入った鍵をギュッと握って眉を下げ )
希八さんの事、うん、もっと知りたい俺も。ちょっと時間は掛かっちゃうかもだけど、俺の事ももっと知ってもらえるように準備するね。 ( うんうん、と同意するように首を縦に振れば )

名前　葛籠　希八（　つづら　きはち　）
年齢　25
身長　180
容姿　蜂蜜色の丸みを帯びたナチュラルマッシュヘア、髪質が細くて柔らかい為すぐに癖が付いてしまうのがコンプレックス。切れ長な瞳は幅広二重が特徴的で眠たげに伏せられていることが多い明るい緑色。縁取る睫毛は髪色と同様の蜂蜜色で下睫毛が細いが長い。どちらかと言えば薄いに当たる顔つきで鷲鼻が気にするほどでは無いにしろ余り好んでいない。綺麗目カジュアルを好んで着る事が多くシンプルなデザイン、モノクロカラーの服を選んでいる。左耳朶にピアスホールが二つありシルバーデザインのピアスを選んでつけている。視力が良くないようで普段はコンタクト使用、オフでは黒の縁眼鏡を使用している。
性格　何方かと言えば真面目で堅物、かと思えば悪戯好きでふざけることが好き。恋愛面では一途で誠実、他には見向きもしない。隠れ乙男のようでサプライズや世話を焼くことが好き。時に口うるさいほどの甘やかしが過ぎる、心配性でお節介を焼くことが好き。少しだけ神経質のようで緊張しい。執着欲が滅多に生まれないからこそ一度執着心を抱いてしまうと独占欲が強くなってしまいがち。恰好付けでスマートな対応をすることを理想としている節がある。悪戯や揶揄いふざける事が好きなようで素だと子供染みた面が有る。自己犠牲精神が有る訳じゃないが自分よりも人よりも愛した人を当然と優先する思考回路。
備考　父親が日本、母親がイギリスのハーフ。余り大きい訳じゃないが元々父親が指導していた弓道教室を引き継ぎ指導員として勤めている。その為マンションから徒歩15分の所にある実家に併設されている弓道場にて働いている。親子関係は悪くないが密と言う訳でもなく程よい距離感。鉢植えでヘデラを育ているのか朝は観葉植物のそれに水をやるのが日課。煙草は吸わないがアルコールは少しだけ嗜む程度、あまり強くない。俗世的なことよりも本を読んだり散歩をしたり自然に触れることが好きで新しい事や流行に疎い傾向が有る。余り甘すぎる物が得意じゃないのか洋菓子よりも和菓子の方が好き。人前で話すときは一人称が「私」だが素は「俺」。


来て貰えて嬉しい、此処の物は自分ちだと思って自由に使って貰って構わないよ(　浮かれそうになる気持ちを抑え込み　)いつ来ても良いし、帰らなくても良いし(　鍵が握られる相手の手をトントンと指先で突いて軽口を　)
これが俺のこと。あんまり自分のことを説明する機会が無いから下手なのは目を瞑ってくれ(　照れ臭そうに頬を指先で掻いて　)君のことを知れるのは嬉しい。すごく嬉しい。でも俺が好き勝手してるだけだから無理はしないでくれ(　困ったように眉を下げて　)

>希八さん

手厚い歓迎過ぎてなんか逆に緊張感がすごいんだけど…！おじゃ、お邪魔します…。 ( 表情を少し強張らせながら部屋をキョロキョロ見渡し ) あ、…これだけ持ってきた！ここに置いてても良い？ ( 何処か懐かしい紙袋を掲げ。その中には相手に貰った例の「パジャマ」。これだけは持って来ようと決めていた )
ゆっくり見るね、ありがと！俺のちょっと時間かかるから忘れた頃に送るかも！気長に待ってて！ ( けらけら笑って )

ははっ、緊張しないでくれよ。って言っても難しいよなあ(　手招きをすれば黒い革張りのソファへ誘導してクッションを整えてから　)どうぞ
──！、懐かしい。使ってくれてるの嬉しいな(　中から出てきたパジャマを覗けば驚くように、然し驚きよりも嬉しさが勝つようで口元が緩み　)君に似合うのを選ぶのもすごく楽しかったのを思い出すよ(　片手を自分の口元に添えつつ懐かしむように笑みを零し　)

なんかこう、本当に俺と希八さんの二人だけっていうのがもうなんか、そわそわする。 ( 促されるままにソファに腰掛けては相手に視線向け、思った事をそのまま口にして )
俺が変な性癖を話しちゃったばかりに…あの時はビックリしたけど、純粋に俺が居ないとこでも俺の事思い出してくれるの嬉しかった！またここでいっぱい着るね。 ( 綺麗に畳み直しては自分の膝の上に乗せ )

大丈夫だよ、忍耐の強さには自信が有るんだ。心配しなくたって襲わないさ( 隣に腰掛ければふざけるような声色で )まさかパジャマにそんな食いつくと思わなかったけど、いざ君で見たらその気持ちを理解出来た( 頬を指先でかいて )今はもうずっと君のことを考えてると言っても嘘じゃないよ。家に君がいるんだ、夢見たいだ( 慣れた自宅、慣れない相手の姿、交互に見ればはにかむように目元が緩み )

別にそういう事じゃないけどさ…！俺だって男だし、そういうのは分かってるよ…！ ( ハッと目を少し見開いては見るからに動揺し ) 本当かな…まあ人に分かんない性癖は誰でも一つや二つあるはず。 ( 自分に言い聞かすように ) は、恥ずかし…！俺の事ばっか考えなくても良いよ！…そんなに嬉しい？ ( 恥ずかしさを消すかの様に顔の前で手を振り / チラッと相手を見遣って問い掛け )

君は本当に一から百まで可愛い反応を見せてくれるなあ(　動揺に気が付けば堪えきれずに声を出して笑い肩を揺らして　)俺は淡泊というのかあんまり興味が無かったんだけど、君と会ってからパジャマも良いと思ったしこれから一つや二つ見つかるかもしれない(　大げさな雰囲気で眉間に寄せては真剣な表情を作りつつ　)嬉しいに決まってる！───あ～、いや、大人気ないな。(　反射的に食い気味の返答をしてから我に返ると口籠るように/落ち着くために自分の後頭部を数度掻けば視線を返してから　)嬉しいのは本当だよ

一から百って…慣れてないんだよ、こういうの。いちいち大袈裟に反応してしまうかもだけど、我慢して欲しい。 ( ハアと小さく息を吐けば苦い表情を浮かべ ) 見つからなくても全然大丈夫だと思うけどね！？希八さん可愛いからほっこりした感じの性癖が見つかれば良いね…あまり激しくないもので。 ( イヤイヤ、と真剣に考え出す相手の顔の前で手を振り ) ……不思議な感じだけど、希八さんが嬉しいのは純粋に嬉しいからくっついちゃう。 ( 視線を外して少し焦った様子の相手を見ては、相手の横にぴったりくっつく様に座り直し )

永和 百瀬 ／ とわ ももせ

年齢:21歳
身長:173cm
容姿:黒髪の無造作マッシュで毛先やインナーカラーに白っぽいシルバーを入れて、細くて柔らかい猫っ毛のため少しふわふわ毛先が跳ねたり日によって変わる / くっきりとした二重瞼で丸みを帯びた目、生まれつきくすんだ鈍色の瞳を持つ。視力はどちらも1.5とかなり良い / 一般的な人よりも色白な方で、太りにくい体質のため全体的に細身の体つき / 笑うと少し目立つくらいの八重歯が見える / 大体体型に合わない大きめのスウェットに細身のパンツを穿いている / 右耳は一つ、左耳は一つと軟骨に。気分によってコロコロ変えるが基本はシンプルな黒のピアス
性格:第一に明るい。だけど物によってはネガティブになる事も多く、一人で考えて一人で悩み出す癖がある。思った事をすぐ口に出すことが多いが、とにかく自分よりも他人に重点を置いており、空気を読んで明るく振る舞ったりわざとアホっぽく振る舞う事も多々。適応能力に長けており、どこに行っても可愛がられる性質。恋愛ではかなり奥手で遠慮がち、それでも独占欲は人並みに持っていて一途。一度だけ高校生の頃悪い人に引っ掛かった事はあるが、大体恋愛一年生でピュア。
備考:デザインやカメラなどを学ぶメディア系の大学生。アルバイトは大学近くの居酒屋でしている。案外アウトドアよりもインドアが好きで、休日は家に居ることの方が多い。アルコールは普段はあまり飲まないが、普通よりも強い方で飲んでもあまり変わらず何でもいける。言わずもがな猫派。



拙い物だけど一応俺の、です。 ( 恥ずかしげにへへ )
他に知りたい事とかあったら何でも聞いてね。希八さんになら何でも答えます…！ ( 親指立て )

それが可愛くて仕方がないんだ、百瀬が俺の事で動揺してくれるって言うのがとても嬉しい( 手の甲で摩るような力加減のまま相手の頬に触れて )君はまたそう言うことを言うんだ、( 寄り添うような距離感に幸せを感じながら、年甲斐のない気恥しさを誤魔化すように相手の頬を両手で包むようにわちゃわちゃと触れて )隣にいてくれるのが夢見たいな気持ちなんだ、目が覚めても一緒にいて欲しい( じゃれ付いていた手から力を抜けば隣に座る相手へと凭れかかり )


百瀬のことを今までよりも知れて凄く嬉しい。有難う( 大事に読みながら )君のフルネームを知れただけで嬉しすぎる。そっか、永和百瀬って名前だったんだ。口にした時の綺麗な音が君によく似合う素敵な名前だな( 教えて貰ったフルネームを嬉しそうに口にすれば噛み締めるように呟いて )
そしてすまない、若しかするともう少しで今夜は寝落ちしてしまうかもしれない。少しだけ睡魔が襲ってきてるんだ( うつら、 )明日が来ればまた返事をするんだが、今夜は急に居なくなるかもしれないんだ。悪い、許してくれ( 頭を下げて )

さては揶揄ってる…！今日はとっても気持ちが忙しかった、いっぱい戸惑ったけど、でも嬉しいのが勝ってるよ。 ( 伏せ目がちにぽつりと呟き ) ううう、 ( されるがままに大人しくしつつも隣からの重みを感じたら相手の肩に頭乗せ ) 大丈夫だよ、一番近くで居させてって俺からお願いしたんだから。 ( 相手の肩に頬を擦り寄せ )


なんだか恥ずかしいな、初めてフルネームを人に教えた…！希八さんも、葛籠って似合うね。 ( ふふ )
大丈夫だよー！俺も昨日みたいに夜更かしはしない、そろそろ俺も寝る準備する。いつでもゆっくり話せるしね！ ( うんうん )

おはよう、百瀬。( 寝癖の広がる髪のまま起きてくれば眼鏡の内で瞳が申し訳なさそうに動き )昨夜は言ってる側から寝てしまったみたいで、すまないことをした( 頭を下げれば詫びるように )休日や夜は待機することが出来るんだが普段は置きレスになってしまうかもしれないんだ、本当は君とゆっくり話をしたいんだけれども中々纏まった時間を作ることが出来なくて( 顔を上げれば眉を下げて )あ゛ー、こんな姿で謝っても説得力の欠片も無いな。身支度をしてくる


あまり手が凝ったものが作れなくて簡単なもので恥ずかしいがサンドウィッチを作ったから、昼食に持ってっても良いし帰ってから食べても良いよ。時間が無かったらトマトのスープが小鍋に入ってるからそれだけでも食べてくれ( 身支度済ませば軽食を作り )それじゃあ仕事に行ってくる。百瀬も気をつけて( 相手がそばにいる幸せを噛み締めてから部屋を後にして )

おはよう希八さん。よく寝れたみたいで良かったよ。 ( 相手の頭を見れば一目瞭然、ぐっすり眠れたようで安堵 / ふふっと静かに笑い ) 全然！希八さんが謝る事じゃないよ、置きレスでも何でも、話す事自体俺は強要しないしない！無理せずゆっくり話してこー。 ( 首を左右に何度か振り、ゆるっとした口調で述べ )

す、すご…希八さんご飯作れんの。 ( 用意されたサンドウィッチに唖然 ) バイトの休憩中にでもいただこっかな、なんか元気出そうだし。ありがと、希八さん！ ( 嬉しげに笑みを浮かべ ) いってらっしゃい、気をつけてね。俺も気をつけます。 ( 部屋を出る相手の後ろ姿に小さく手を振り / 自分も身支度を済ませ手作りのサンドウィッチをラップに絡んで愛用のリュックに突っ込めば部屋を後にし ) いってきまーす！

ただいま、───百瀬は本当に優しいなあ(　帰ってくれば鞄を下ろしてから姿を現して　)違う！俺が百瀬と話したいだけなんだ！(　頬を指先で掻いて/口元を緩めればふっと微笑み　)百瀬も暇な時で良いから負担にならないペースで話が出来たら嬉しいよ(　にい、と目を細めて　)

さ、今日はこれから作業をしながらなんだけれどものんびり待機してるかな。百瀬がバイトしてる居酒屋に行くのも良いかもなあ(　のんびりとソファに座り　)

ただいま！ただいま…？ただいま…、でいいのか…？ ( ガチャ、と扉開け / 玄関でぽつぽつ一人呟き )
二度目ましてでも、まだ緊張感がすごい…希八さんも帰ってる？よね？ ( 独り言が多いのは癖。灯りが点いてる部屋を見て )

──！おかえり、( 扉の開く音が聞こえれば反射的に顔を上げて/すぐに立ち上がると出迎えに行き )お疲れさま( 相手が自宅に居るという嬉しさと緊張感を噛み締めれば堪えてもにやけてしまうようで片手を口元を覆うように宛がって隠しつつ )寒くなかった？