司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>ノア
(すっと差し出された現金を「ちょうどお預かりいたします」と恭しく受け取り、慣れた手つきでキャッシュケースに仕舞う。再びそちらを向けば珈琲色の瞳と視線がかち合い、立て続けに述べられた単刀直入な言葉に目を細めて。やはり気付いていたか、と思うと同時に小さく嘆息して)
おや、当店のお客様の中にそのような方がいらっしゃったとは…大変失礼いたしました。オクタヴィネル寮の生徒でない以上、我々から注意することも出来ませんし…困りましたね。
(さも申し訳無さそうに、かつ残念そうに呟けば、伏し目がちに「雑魚だなんてまさか、大切なお客様です。モストロ・ラウンジの…そして、我々オクタヴィネル寮の」と意味深長に続けて。もちろん、彼女の言うことも分からないでもない。あの手の小魚の一団など取るに足りない相手だが、自分たちの縄張りを舞台にするならば話は別だ。最小限の負担から最大限の利益を得るべく、彼らを付け上がらせ、美味い餌をちらつかせる必要がある。獲物がそれに喰いついてしまえば、後はこっちのものなのだから。そんなことを考えつつ、件の他寮生の占有する席に目を遣って)
彼らは随分とご機嫌なようですねえ。きっと良いことがあって、気を大きくしているんでしょう。
例えば…彼ら自身にとってとびきり魅力的な取引を交わしたとか。対価の支払いについて、よく考えもせずに。
(徐々に弧を描く唇に乗せて紡ぐのは、あくまで推測という体の言葉。止めに「そういえば、以前図書館で目を通したあの本…とても役に立ちました。ありがとうございます」と続ける。どの本が何の役に、とは言うまい。この状況において、聡い彼女ならきっと察しが付くことだろう)
お帰りなら、ラウンジの外までお送りしますよ。店も大分落ち着いてきましたから。
>アズール
(ぴしゃりと誘惑を跳ね除けた友人に「おや、残念です」と眉を下げつつも、宣言通りしっかりと例の日替わりメニューをトレーへ乗せる。追加で注文した舞茸のバターソテーの皿に手を伸ばしつつ、双子の片割れに話題が及ぶと「ああ、フロイドは…」と口を開いて)
授業が終わり次第食堂で落ち合う予定だったんですが、いつまで経っても現れないもので。大方、どこかで面白いものでも見つけたんでしょうね。
(何にも囚われず学園内を気ままに闊歩する兄弟の姿を思い描けば、苦笑混じりにそう述べて。あの気分屋に振り回されるのは慣れっこだ。料理で一杯になったトレーを手に、「席はもう取ってありますよ。アズール、ご一緒にどうです?」と誘いを掛け)
(/そこはいい性格をしていると仰って下さい(笑)
弄り甲斐のある素敵なアズール寮長がいらして下さって嬉しい限りです。今後ともよろしくお願いしますね!/蹴推奨)
トピック検索 |