司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>990 ノア
(すくい上げるように触れた指先がビクリとして、顔を上げた。自分の寮の鈍感な狼ですら、彼女の変化がわかるだろう。ジワジワと赤くなった司書は頬を通り過ぎて首まで真っ赤になっているのではないか。日に焼けていない白磁色の肌はより一層血色の良さを伝えてくれる。白鳥が揺らす湖の水面のように、彼女の瞳が大きく見開かれたのに意地の悪い笑みが皮膚の下から現れる。吐き捨てられたセリフに、もう自分はオトナの歳である上にサボり癖のある獅子への嫌味としては-100点だろう。その売り文句すら買うのも馬鹿馬鹿しくなり薄く開いた言葉を再び閉じる。彼女がパタパタとサンダルの音を響かせて向かう先は外へと通じる扉で……一瞬止めようかと大股で一歩踏み出すも、黄色い悲鳴が挙がった店内ではどうせ同じ結果だろうと彼女が扉を押すのを止めなかった。吐き捨てられたセリフと共に扉が開かれ、薄い体が猫のように隙間を縫うように外へと転がる。こうしたのは自分なのだが、やれやれと肩を竦めた。さて、どうするかと、溶けかけたアイスクリームに視線を落とした後、暑い外へ出る以外に選択肢はないだろう。ガラにもねぇことを今日はたくさんするものだ。と己に苦笑しながら、自分もまた扉を押した)
>>995 ロロ
おい、邪魔だ。草食動物がド真ん中歩いてんじゃねぇよ。
(聞き覚えのない足音に遠くを見ると、如何にも慣れていませんと言わんばかりに頭を忙しなく動かす青みがかった白髪頭が――。見事なまでに己の進行方向を遮っている。ただでさえ面倒なクルーウェル直々のご指名で職員室に行かねばならないというのに。半ば八つ当たりのようにグルルと不満げに喉を震わせた)
(/ご参加ありがとうございます(と新参者の自分が言うのもアレですが!)ロロ君、イベントが忙しくて直接触れられておりませんが、とっても素敵な子だ!と思っておりましたので嬉しいです!絡み方がチンピラ同然で申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いいたします)
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