ブルー☆デイジー【日常/戦闘/恋愛/ＮＬ/一部指定有り】

「ブラム……一応、そう呼べ。本名でもいいけどな、うるさい奴もいるんだ」

「人間はいつだって雁字搦めなんだ。だから襲ってくるなら好きにしろ、絡まっても知らないからな」

「能力者が生きづらい場所ってのは確かにあるんだ。俺の家、とかな」


【ヒーローネーム】ブラム


【本名】黒刃　久遠（くろば　くおん）


【性別】男


【年齢】20(5月4日）


【身長 / 体重】173/51


【容姿】色が抜けてしまった白髪をだらしなく首ほどまでに延ばしており、だるそうに細められた悪い目つきが特徴的な退廃的な雰囲気をしている。
顔は整っている方なのだが、雰囲気のせいでどこか表情も暗く影が差している印象を与える。身長の割に華奢な見た目もそれに拍車をかけている。
ヒーロー服も私服も同じ、灰色のパーカーに黒のジャージとどこかだらしない。ジャージのズボンに常にイヤホンとBUのエンブレムと特別なホッチキスを仕込んでおり、有事の際にエンブレムを右腕の袖にホッチキスで留める。


【ランク】S級


【特殊器官】
手の甲の血管。使用時は手の甲の血管全体が黒く染まり隆起する。発光は皮膚の下からで、なおかつ黒の光なので暗所でも見えにくい。
能力は血管内で特殊なワイヤーを生成する。ワイヤーは血管内に埋め込まれた状態であるため、使用にはナイフによって切開する必要がある。そのため、毎度使用ごとに痛みを伴うことで有名である。
ワイヤーは通常の物と同じような性質を持っているが、強度はその比ではない。ただし、自分が切りたいという意思を持てば、簡単に切ることができる。また、血管内に詰めたままのワイヤーの射出や逆に血管内にワイヤーを回収することができる。
細いながらもワイヤーは中が空洞の管になっていて、相手にワイヤーの先端を突き刺すことであらゆる生物から血を吸い取ることができる。血を吸い取ることによってブラム自身の身体能力を強化することができる。
一人当たりに吸える血の量は元一般人であるブラムの血を吸うというイメージが反映されているため、献血で取られる程度しか吸うことはできない。血を吸うことで通常起こりえると思われるようなデメリットも起こらない。
一人から血を吸うだけで上級危険種を圧倒できる程の力が得られ、また血を吸えば吸う程無制限に強くなるため、かなり上手く立ち回れば超級にまで通用する。ただし強化時間は最後に血を吸ってから３０分までで、同じ相手から短時間に何度も吸えないので、敵味方の総数が多いと真価を発揮できる。

【武器】
ナイフ、分銅、特注スタンガン


【備考】
細々と活動しているＳ級ヒーローであまりにヒーローっぽくない服装と雰囲気から、ランクにしては知名度が無い。
ヒーローとしての矜持などは無く、自主的なパトロールなどもせず、基本的にはBUからの報告や指令、他のヒーローからの要請などを待つタイプ。
地元は昔、能力者の犯罪が横行した地方の地域であり、その背景によって地元の人の考えは今も能力者差別主義に傾いている。
そんな中、彼の父親が能力犯罪を起こし、BUに捕まったが、同じ能力者であった自分もその件で回りから嫌悪される事態になり、家族から半ば追い出されるようにしてヒーローとして生活することになった。髪色はその時のストレスで抜けてしまっている。本当は黒だった。
ヒーローの仕事は、そんな能力者差別を無くすためにやっている面があるが、圧倒的な力を持つにつれてそんな自分へ奇異の視線を向ける者の存在にも気づき始め、無理なことなのかもしれないと半ば諦め、憂鬱な気持ちになっている。
性格的には決して無口でもなくきつくもないが、割と思ったことを素直に出してしまうタイプで、憂鬱なまま外に出ると傍目から見て電波系と間違われることもある。基本、エンブレムのワッペンもつけていないのでその状態のブラムをヒーローと思う人はごく少数である。
また、とある昔の音楽家を尊敬し、今も頻繁にその人の曲を聴いているというが、それが誰なのかは本人以外は知らない。またブラムというヒーロー名は血を吸うという能力特性から吸血鬼が連想されたせいで、ドラキュラの作者であるブラム・ストーカーからつけられた。
一人称は「俺」で二人称は「あんた」か「相手の名前を呼び捨て」にする。

戦闘スタイルはワイヤーを事前に張っておくトラップや特注のスタンガンでワイヤー越しに感電死させたり、分銅をつけ鎖武器のように扱うなど中近距離を中心に相手の意表を突く戦方をする。
万全の準備のためには時間がかかるため、基本的に先に避難勧告をし、ワイヤーで区画を封鎖する。無計画に近接戦を挑む時は自身が相手を圧倒できると確信した時のみである。
武器は常に携帯しているのは上記の物だけだが、BUからの支援により弾薬などの補給が出来る場合などは銃器なども躊躇なく使ったりする。基本的に使えるものは何でも使う質で、瓦礫なんかを利用することもよくある。


(/ありがとうございます。早速訂正させていただきました）