奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>紅紅葉さん、ユーリさん、烏丸桐恵さん
「いただきます、**れ面白い歯ごたえだね!野菜も新鮮!」
言葉だけ聞くと微妙な感想だが、味覚と嗅覚がない刹那なりの最高の賛辞だ。実際それはお世辞ではない。キュウリの一本漬けのポリポリとした食感、シーザーサラダのレタスのシャキシャキ感に、トマトを噛んだときのじゅわっと果汁があふれる感覚。メイン料理のユッケとカルパッチョの、口に入れた瞬間溶けていくような感触は、思わず目を輝かせてしまうほどに魅力的だった。
「二人とも、ありがとね」
満面の笑みを浮かべ、紅葉とユーリに感謝の言葉を述べる。しかし二人と烏丸さんは気づいたはずだ。刹那の食べる量が女子高生にしては、いや大食いの男性と比較してもかなり多いことに。もしかしたら、過去に行われた町の大食い大会で二度の予選をぶっちぎりの一位で通過し、最終結果で三位をとった刹那に食事を振舞ったことを後悔するかもしれない。それぐらいの食べっぷりだった。
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