雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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俺のあやし方なんて、そっちのがお前は照れそうなモンだけど。ま、それはそれで俺だぁい好きだから仰せの儘に手連でも手管でも使ってやりますよってなぁ。…雄太。なぁ、俺ちゃんと聞きてぇな。お前がその可愛いお口で俺にどんなご褒美貰いてぇって思ってんのか上手に言えりゃあ、それ以上のモンくれてやるつもりよ。──笑顔の練習ってのはまぁよくある話だけど…笑い声までやらされんのすげぇなぁ。ぜってぇ無理だわ俺。でも、そうか…デレッデレの雄太の笑顔が向けられてんのは俺にだけって訳ね。最高に好きなんだよなぁ、そーゆーの。クラッときちまうじゃねぇの。…まぁ、その方円滑に進む時が多いしな。でも全部引っ括めて見せて良いって思ったのは雄太だけ。ガキ臭ぇ所もダセェ所も含めてお前だけが俺の全部を知ってりゃ良い。(咀嚼する度に口内へと広がる肉汁に舌鼓を打ちながらそれを流し込む様にビールを呷り、喉越しが与える爽快感に満足気に息を吐き。自分の世話を焼く恋人の姿に堪らなく愛おしさを覚えては眉を不均等に歪めて照れ隠しの様な言葉を紡ぐも、強く止める事はせずに用意された皿を受け取り。ネギ塩だれの掛けられた物を口元へと運び先程同様丸々口の中に放り込めばシャキシャキとしたネギの歯応えと鼻を抜けるごま油の香りに白米へと手を伸ばし)うん、めちゃくちゃ美味い…から、そんな俺の分ばっかやってると全部食っちまうぜ。雄太のぶつけてなくなっちまうかも。──…あー、このたれも美味い。てか、米にそのまんま掛けても美味そう…。
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