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No.3
by 変わり者 2020-01-11 10:53:17
○ しとり、しとりと雨が降る度貴方の姿を思い出す。貴方は忽然と姿を消して黒い傘と共に眠ってしまった、二度と姿を見れない貴方。全ては私のせいで。
● あの忌々しい縄を見ると彼奴の最期を思い出す。二度と彼奴に触れられない姿で一生懸命引き留めた、最後に見た彼奴の姿は俺を想って痩せ細った姿。全て俺のせいだ。
( お互いに慈しみ、愛し合った彼らはお互いを想った行動が己の命を落としてしまった。何たる悲惨な出来事だろうか。然し彼らは片方が人となり、片方が傘となる事で一生離れる事は無いだろう... )