「…ここは?」
目を覚ますと、そこは地球でも天国でも地獄でもない、何処ともいえない世界。
しいて言うならば『世界の狭間』というべきだろうか…?
どうして僕はここに居るのだろうか…
「ん?あれはなんだ…?」
目の前に赤い封筒がある。
それは開封しろと言わんばかりに光り輝いている。
僕は躊躇することなく封筒を手に取り、開封した。
『もといた世界に帰ることができる条件はただ一つ
自らに与えられた任務を遂行することだ。
あなたに与えられた試練はーーー 』
「なんだこれ…どういう意味だよ!」
そう叫び、僕は封筒を投げ捨てた。