ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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(お昼までお布団の中で休むとなんとか熱は治まり
ごく軽い食事と果物でお昼ご飯を済ませると、母親は用事のために出かけて
退屈を持て余すと、パジャマの上からカーディガンを羽織り机に向かい教科書を開いて昨日学校で学習したところを読み返して
すると目の前で揺れるミキの後ろ髪が思い出され
今ごろ彼女はどうしているだろう
あたしのことなど忘れてクラスメイトと楽しい時間を過ごしているのかも、と後ろ向きな考えに支配されるとおもわず悲しくなり涙がこみあげそうになって
そのとき玄関のインターホンが鳴る音が聞こえて
母には人が来ても応対しなくていいと言われたけれどなんとなく気になり階段を下りるとそっとインターホンのカメラで来客を確認して)
…み、ミキさん?!
(まさか彼女が家に来るとは露ほども考えていなくて
どうして自分の家を知っているのか、いったいなにをしに来たのか
突然の出来事におろおろとうろたえてインターホンに出ることも忘れてしまって)
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