ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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(――朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めた瞬間、イヤな感じがして
学校に行く準備をするために起き上がらなければならないのに体全体が熱っぽく、思うように力が入らない
ミキさんがお弁当を作ってきてくれてるかもしれない
いっしょに下校する約束もしてる
学校に行かなきゃ…行きたい
気持ちは起き上がろうとするけれどどうしても体に力が入らずに時間が過ぎていき
やがて時間になっても起きてこない娘を心配して母親が部屋に入ってきて
熱っぽいのに白い顔を見ておでこに手を当てて)
母
「少し熱っぽいわね
今日は無理せずに休みなさい
学校には連絡しておくから」
友だちと約束しているの
学校に行きたい!
母
「今日無理すればまたしばらく休まないといけなくなるかもしれない
お医者さんもゆっくり慣れていきなさい、って仰ってたでしょ?」
……せっかく、友だちができたのに
母
「友だちなら大丈夫よ
1日休んだくらいでつむぎのことを嫌いになったりしないわ」
(優しく頭を撫でると部屋を出て行き
学校に連絡する声が聞こえてきて)
…ゴメンなさい、ミキさん
うぅ…ぐすん…
(お布団を頭からかぶると彼女との約束を破ってしまったことが悲しくて、自分の弱い体が情けなくて声を押し殺して涙を流して)
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