ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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(悲鳴をあげるのだけはなんとかガマンしつつも、地面がスローモーションのように近づいてくるのが見えて。
顔から転ぶのだけは防ごうと、頭が手を前に出すように命令するけれど体は言うことを聞かず。
倒れる!と思わず目を閉じると予想された衝撃はやって来ず、代わりに誰かに抱き止められた柔らかい感触がして。
もちろん、誰かとは目を開かなくても分かっていて)
…うん。
ミキのおかげで大丈夫、ありがとう…
(目を開けて彼女の心配そうな顔を見ると苦笑いを浮かべながらお礼を言って。
彼女の首に巻きつけた腕に非力な力をこめ、きゅっとしがみつき。
耳許でぽそっと囁いて)
…さっきの答え。
あたしにとってはどんなミキだっていちばんよ。
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