(最後はほとんど腕力も握力も残っていなくて。 なんとかミキに引っ張り上げてもらうと貯水タンクの天井に両手両ひざをついて肩で呼吸を整えて) ……はぁ、はぁ ありがとう…ミキ… あー、怖かったぁ。 (ようやく少し落ち着くと額にうっすらと汗を浮かばせた顔をあげて彼女と顔を見合わせ。 ホッとした表情で苦笑いをみせて)