ありがとう! ……嬉しいわ (ミキの口から聞きたかった言葉が出ると感極まってしまい、彼女の首根っこに両腕を絡ませるようにしがみつくと双眸から涙がこぼれ落ちて。 すると、それまでことの成り行きを固唾を飲んで見守っていたクラスメイトから、おぉーっと感嘆のどよめきが起き、続いて冷やかし半分の温かい拍手が鳴り響いて)