主 2019-12-11 01:03:56 |
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>>玖珂
わっ。
(提出書類を職員室へと提出した帰り道。廊下の角を曲がれば丁度こちらを向いた男子生徒とぶつかりそうになり慌てて歩を止めて。一体誰だ、と目線を上げればそこに居たのは同学年でも特に有名(色んな意味で)な玖珂の姿。ここにいるということは、今度はどの騒ぎについて聞かれたのだろうかと考えたのも束の間、ひとまずはぶつかりそうになったことを謝らねばと「ごめんなさい、……ええと、怪我はなかった?」と実際接触は無かったものの怪我の有無を確認し。最も、彼ほどの身体能力の持ち主なら自分にぶつかられた程度では怪我などしないだろうが。)
>>有川先生
……また、誰かを犠牲にして自分だけがのうのうと生き残れと、?
(前の護衛者、という彼の言葉にびくりと肩を震わせれば自嘲にも聞こえるような声色で上記を述べて。これが八つ当たりだということも、理解はしている。前を向かなければ行けないのは自分だとも、わかっている。それでも、あの時の光景が、彼の失われていく体温が、どうしても頭から離れてくれない。自分のような人間が、誰かの命を踏み台にして生き残るなど。そんな考えが美弦の頭をぐるぐると支配する。「……自分の身は自分で守りますので、ご心配なく。」そう彼の目を見ることなく告げれば、美弦は苦しげに端麗な眉を寄せて。)
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