(/とても魅力的な息子さんですね。 是非お相手させて頂きたいです。) 「……おい、ヤブ医者。怪我したから治せ」 医院の扉をぐいっと乱暴に押し開き、少しの擦り傷が目立つ微かに血の気の引いた顔を覗かせては貴方の返答も聞かずにレザーブーツの音をこつこつと鳴らしつつ、小柄な少年が入って来る。ぽた、ぽた、と右腕から滴る鮮血がタイルの床を濡らす。