√ 2019-12-01 19:16:44 ID:13df25f07 |
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>シリル
当然だ、此処は俺の屋敷なのだからな( 耳に届いた不平の言葉を無視することは、エベレストよりも高い自尊心が許さなかった。自分勝手な振る舞いを悪びれもなく正当化すれば、予想に反した素直で礼儀正しい言葉に案外すんなりと機嫌を戻し「 狼男には野蛮な者しか居ないと思っていたが、お前は違う様だな。狼、名は何と言う? 」生きていくうえで炎の温度を必要としないアンデッドの自身とは違い、熱の恩恵を受ける貴方の穏やかな横顔を眺めれば意外そうに自分の冷たい顎先を撫でる。その後隣へと腰掛けながら、珍しく興味を引かれたのか名を問いかけつつ「 俺はイェルノーグ、この屋敷の主の一人だ。…脚を此方に 」揺らめく炎が長い睫毛に影を落とすのを感じつつ、未だ香り高い血が流れ続けているであろう傷口を見せるよう再度要求し、指をくいと手前に曲げて )
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