義賊のギルス 2019-11-25 23:28:40 |
通報 |
ふふ、ありがとう。貴方に褒められると何だか照れくさいな。それに今 国はこんな状態だ。雨風が凌げるだけでありがたいよ。
( 彼に褒められまた擽ったい気持ちになるが、きっとこんなにも向上心を持てるのは彼の前だから。彼と初めて出会ったその日から己は彼の美しく聡明で慈悲深いその心に魅了されて、彼に認められたいと強く願ってきた。だからこそ彼に褒められると何処までも頑張れる気がして。部屋のことを心配してくれる彼に贅沢は言わないと微笑みを向けては彼の転移魔法で彼の家へと。床に降り立つ感覚に今度は揺らめかずにしっかりと立ってはゆっくりと目を開いて家を見上げて。「…嗚呼、充分だ。それに広い部屋はどこか落ち着かないと思っていたから狭いくらいが丁度良い。…だがすまない…、中に入ったら何か飲み物を貰えないだろうか?少し喉が乾いた。」どこか照れ臭そうにする相手の表情は戦いのときの凛とした風貌とは別の魅力があり胸が高鳴る。彼と一緒に過ごせば己の知らない彼をもっと知ることができるのだろうかと思いながら部屋については全く問題ないと頷き。しかし緊張が緩んだのだろう。喉が乾きを訴えてはいきなり家にお邪魔するところに失礼を承知で飲み物を要求してはやや眉を下げて )
トピック検索 |