義賊のギルス 2019-11-25 23:28:40 |
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……俺がお前と共にいてお前に少しでも変化が起きてお前のためにになってるなら嬉しいよ。…お前が望む未来に…俺が役に立つなら…いくらでも使ってくれ。最終的な判断はアレック…お前が為さねばならない…でも俺が傍にいるのを忘れるなよ…?
( 彼の言葉に心が洗われるような気持ちになる。自分がこれまで彼に教えてきたこと…城の一部からはやっかみや批判はもちろんあったがそれすら関係なく自分から学びたいと傍にくっついてきた彼。自分が教えたことが少なからず彼のためになり教養となり変化をもたらしたならこれほど嬉しいことはなくて。実行には移せていないと溢す彼にこれから様々なことをまた学んでいく。その中で彼が本当にしたいことの方向性を固めていきそのやり方を学んでいけばいい。自分も彼の傍にいる。それを忘れるなと伝えて。レオの両親は自分の言葉に涙ながらに首を振っていた。記憶はあって良いのだとそれが今後の対処できるヒントになるのだと…。謝礼はいらないと言ったのだがせめて食事をと言ってくれる両親。その日暮らしの彼らの食料を減らしてしまうのは気が引けるもその気遣いも返って失礼か…。「…アレック、愛情たっぷりの家庭料理…食べてみたくないか?きっと美味いぞ?…作ってくれるなら…いつも食べている料理がいい…変に畏まる必要はない。それでもいいなら…頂かせて貰う…」ニヤリと笑い彼にそう告げる。お礼だなんだと色々振る舞われる方が気を使う。彼らが普段取っている食事なら食べてもいいと…変に畏まる必要はないのだと両親に伝えて )
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