ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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…違う。お前は俺を守ろうとしたんだろ。だからあの時、お前は動かなかった。…お前に怪我がなくて良かったよ。でも次からは避けろ、俺のことは考えなくていい…。…ああ…これも、違うな…俺は…お前に怪我をして欲しくない。自分の身も守れ。
( ズボンを布地を握りしめ震える声で謝罪してきた彼。でもそれは間違っている。彼は調子に乗って油断したと言ったが今回の彼に調子に乗っていた要素はないように思う。寧ろ自分を守ろうとして一度は熨した犯人が再び起き上がると言うアクシデントに見舞われてそこで彼は自分を守ろうと動かずにいた事を話して。それのどこに調子に乗っていた要素があるんだと思っては寧ろ彼に怪我がなくて良かったと本心を口にして。自分のことは気にせずに次は避けろと言うも言い方が自分の伝えたいニュアンスと違っていることに気づけば“違うな”と前置いてストレートに自分の気持ちを言葉にして。『骨折が脳までいったか?お前がそんなこと言うなんておぞましい…』『警部、失礼ですよ。でも埜上さんがそんなこと言うなんて…珍しいですね…よっぽどその子お気に入りなんですか?』「…うるさい。お前らに聞かせてるわけじゃない。耳を塞げ口を開くな」茶々を入れられると分かってはいたが泣きそうな彼を放っておけなかった。何より彼が間違いを犯しそれに気づかずに自身を責めていることが嫌でそれに気づかせてやりたくて。茶々を入れる二人にはバックミラーを睨み付けて、フイと視線を逸らせて窓の外を眺めつつバックミラーに映らないことを良いことに伸ばした骨折していない方の手でポンポンと彼の髪を撫でてやり )
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