ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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…わかりました。
( 相手に続いてコンテナを降りて暫くしてパトカーが到着すれば、街の防犯カメラを確認するときも間接的にお世話になった警部とその部下たちが降りてきて。互いに若干角があるも親しげな警部と相手のやりとりに目をやりつつも正直あまり会話の内容は頭に入ってこなくて。自分の油断のせいで相手が怪我をした。その失態が頭の中を支配してキシキシと痛み、胸が肺と一緒に何かに握り潰されるように圧迫されて息苦しくて。また自分のせいで誰かが怪我をした…自己嫌悪と自責の念に押しつぶされそうになりながら、女警官に言われたことに何とか頷くと、何処か不機嫌そうな相手の元へ近づいて。いつもの調子なら普段冷静沈着な相手とは違うどこか子供が拗ねたような相手を少しはからかえただろうがとてもそんな気分にはなれずに「ほら、車乗らせて貰うぞ。…腕腫れてきてるんだから早く病院で診てもらったほうが後々良いくらいあんたには分かるだろ。」目を合わせられないまま折れていない腕を軽く取ると手を引いて、ボソボソと言いながら折れている腕に負担が掛からないように後部座席に相手の体を押し込んで自分も隣に座って。遅れてきた数台のパトカーから警察官たちが降りてきて伸びて倒れる男たちを拘束していくのを横目にチラリと相手を見てすぐに自分の膝下に視線を落とす。松間警部と女警官もパトカーに乗り込んできて暫くして病院に向けてパトカーが発進してからも何も言えずに俯いていたが、数分経って漸く唇を震わせながら口を開いて「…ごめん…。俺のせいで…怪我させた。助手としてあんたも守らないといけない立場にあるのに調子乗って油断した。…本当にごめん。」逃げ出したいが此処で逃げるのはもっと相手に失礼。ただ相手に助手失格でクビと言われれば従うつもりで声を震わせて謝罪すると自分の膝をグッと握って返答を待って )
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