ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
通報 |
……お前の作る夕飯…早く食いたいしな。
( 家族になったみたいだと嬉しそうに笑う彼。その言葉には何も返さないながらも穏やかに笑み浮かべては本来ならとっくに夕飯を食べている時間帯。幸い今は腹がへっていないためそこまでの欲求はないながらも早く彼の夕飯が食いたいしと口にして。ピアノの鳴らしてみて音が鳴らない鍵盤があることに彼も気づいたようでポツリと何か引っ掛かってるかもとアップライトピアノの板を外して持ち上げていく。その時、ヒュッと風を裂く音が鳴り彼の方へと何かが飛んでいくのが分かれば庇うように片手を前に出して。瞬間、ザッと指を掠めて後方へとんでいけば切れた指先からはポタポタと血が流れて。後方へ飛んでいったのはカッターの刃で。「……もう刃は飛ばないみたいだな」中を見る気を削ぐかのような仕掛けに屈する自分ではなく彼にゆっくり板を上げていくように告げる。そうしてゆっくりと上げていった板のおかげか元々一度しか出ない仕組みなのかそれ以上何かが飛び出してくることはなくて )
トピック検索 |