ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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お前も触ったんだから、良いだろ?
( 真っ赤になり恥ずかしそうな彼の悪態は悪態にあらず。可愛い…愛しい…言葉にすれば陳腐になる感情は確かに自分の心に存在している。今までこんな風な感情を抱いた人間は…。時間が許すならまだこうして彼と戯れていたいが先に行くと自分から離れて部屋から出て行くその背を見送り。今しがたまで彼の髪に触れていた手をきゅっと握りベッドから立ち上がればリビングへ向かって──)
へえ、似合ってるじゃないか。びっくりするほど違和感ないな。ま、俺が着るわけにも行かないし…生徒達に接触するなら生徒の方が自然だろ?それに一度に二人の教師を就任させるのも不自然に思う奴も中にはいるかもしれないってことだったからな。…そうそう、俺達の間柄は従兄弟ってことになってて一緒に暮らしてるってことになってるから無理して距離取らなくて良いからな?…いつもと違って新鮮で黒髪もなかなか…悪くないな。
( 彼の作った朝食、珈琲を残さず平らげては彼が用意してくれていた白いワイシャツにベスト、背広とスーツ姿に身を包んで。ネクタイもきちんと締め、黒髪を後ろに撫で付け完全にオールバックにしてワックスで固める。いつもはここまでキチッとした格好はしないため窮屈に感じるも仕事は仕事。割りきれないほど子供ではなくて。学校に行けば上から白衣を羽織ることになる。変装ということもありフレームのない眼鏡をかけては着替えは終わり。同じように着替え終わった彼と対面してはいつもの雰囲気とは別人のような彼の姿。でもやはり彼は彼。茶色かった髪色が黒になっただけで随分印象が変わるんだなと思いつつ似合ってると笑み浮かべ褒めて。自分達の学校での関係性を彼に伝えては変に距離を取る必要はないと告げながら改めて黒髪も悪くないと付け加えて )
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