愛たい人 2019-11-08 19:18:27 |
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ふむ…。
(林檎飴の屋台にて、並べられている飴達をじっと見詰める。林檎のみでは無く、他のフルーツの飴もあるようだが、屋台の名前からして林檎が王道。ならば、林檎を買うべきだと考えたのだろう。再び財布を取り出しながら"そこの飴を一つ”と気に入った林檎飴を指差し乍、隣で瞳を輝かせる彼女に"貴様はどうする”と投げ掛けた。黄金律のお陰で金はなくなることを知らず、まだまだ財布の中身には札がぎっしりと詰め込まれており、小銭を出すのも億劫だと感じると万札を林檎飴を売る男に押し付けて)
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…。
("つまり、それはデートの誘いでは?”なんて自分自身が心の中で問い掛けてくる。思い返してみれば確かデートをした回数は少なく、グリーンと会うのも道に迷った時に迎えに来て貰った時や、ジムを閉める時刻になるまで仕掛けで迷い続けていた所を迎えに来て貰った時やら殆ど迷子になっている時で、迷子になる場所も大体はマサラタウンやトキワシティの近場だ。最初から遊びに行くことを目的とした、二人での外出は最近では滅多になく、だからこそ言葉では表しきれない嬉しさがあった。直ぐにでも首を縦に振りたい気持ちをぐっと堪え「グリーンが大丈夫なら行きたいな…ジムリーダーって大変な仕事だって聞くし、ちゃんと休んで欲しいし…」と気遣うように告げたが、多少恥ずかしかったのか最後に行くにつれて、声が小さくなり)
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