lear 2019-10-19 16:36:50 |
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( 王都の中でも最も貧民街の教会へと向かった。相変わらずの朽ちた扉を開けると、教会内部へと容易く入れるが、牧師も神父もいるわけではない。埃と静寂に包まれた空間。フラつく足元を最後まで座席まで運んで、寝込むように転倒 )
モーゼ 「 レーテ…なぜだ…なぜ…なぜ…、なぜなぜ召集されていない 」
( 俺は、たしかにレーテと呼ばれる組織と待ち合わせをしていた。だがそこにはいなかった、誰一人として。俺は、震える片手を、もう片方の断裂面へと触れようとすると、激痛のあまり身体が硬直し )
モーゼ 「 …くそ…ロンメルン卿に、…帝都に向かわなければ… 」
( セファルヴァインによって、腹部の傷は癒えているものの、あいつは今後の俺の動きを読んでいたのかもしれない。だから、この腕までを治癒しなかった。切断した腕からは血が流れ出て、床へとポツポツと滴っている。俺は鈍った思考で、次どうすべきかを考える。)
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