lear 2019-10-19 16:36:50 |
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(窓を破壊し、内部へ転がり落ちるように侵入 )
モーゼ) 「 …なぜ開けなかった? 」
青年司令塔員) 「 …し、死者…死者がぁ、こ、っこ、怖かったから…です… 」
モーゼ) 「 まぁいい。俺はギルド兵だ。憲兵と共に王都の防衛後、具体的な避難勧告令を入れるよう指示を出された。王都は今、混乱状態で、王国陸軍も統制が効かない状況にある。そこで、なんとしてでも市民の統制を回復する必要がある。だから協力してくれ。俺にはそこの装置をどう動かすのか分からない。頼むぞ 」
青年司令塔員) 「 …わ、分かりました 」
( 青年司令塔員は、震えながらも器用に手を動かして、導線を接続したり、複雑な機材を操作し始める )
モーゼ) 「 君の名前はなんだ? 」
フレデリック) 「 …フ、フレデリックです 」
モーゼ) 「そうか。フレデリックか。それでどれくらいで使用できる? 」
フレデリック) 「 もうすぐ、できます。あのお一つ尋ねたいことがあるのですが… 」
モーゼ) 「 なんだ? 」
フレデリック) 「 ギルド兵は全員、ゾンビを討伐しに平原へと向かったと、聞いたのですが。あなたはどうしてここにおられるのでしょうか…見たところ、負傷もしていない…あぁ、そのあなたが逃げたとか、そういうことを言いたいわけではなく…ただ素朴な疑問として… 」
モーゼ) 「 分かっている。大丈夫だ。その理由を含め、避難勧告令でしっかりと言うつもりだ 」
フレデリック) 「 …は、はぁ…とりあえず、できました。そこのスイッチをオンにして、マイクへ向けて話せば、王都全域にあなたの声が聞こえるでしょう 」
モーゼ) 「 あぁ、ありがとう 」
( 俺はスイッチをオンにした )
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