lear 2019-10-19 16:36:50 |
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ハゲの冒険者 「 あぁ…ギルドマスター… 」
( ハゲの冒険者や受付嬢は軽く頭を下げ挨拶し。
モーゼは、聞き覚えのある声を聞き、ゆっくりと後ろを振り向く。)
モーゼ) 「 ギルドマスター。…一個人である私の話を聞いてどうされるのでしょうか。ギルドは所詮、王国政府にとっての都合のいい組織でしかありません。受付嬢が言っていた通り、政府はギルドへの湿地帯ルートを封鎖することを厳令しておられるのですよね? ということは現状、何も変わりません。ギルドマスター…本音を言えば、私は、あなたの行動が、ただ私を慰めようとしているようにしか見えないのですよ 」
( ギルドマスターの顔を見た瞬間、憎しみの感情が湧き出てくる。父を見殺しにした諸悪の根源。少なくともモーゼはギルドマスターに対して、悪であると思い込んでいる。村の救出を後にして、貴族の救出を優先した愚かな総裁…まさしくギルドマスターは、モーゼにとっては憎しみの対象だったのである。)
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