男子高校生 2019-10-13 10:45:13 |
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んなこと言って、寝てたことねえじゃん。 ( 顔を上げ不平不満を言う相手に歯を見せるような笑みを向ける。毎度自分が遅いときでも、彼は寝ていたことがない。ちゃんと起きて待っていることを自分は知っている。お前のことなんてわかってんだよ、とでも言いたげに満足気な笑み。ふと、自身の進路について問われれば目を逸らし、笑みを浮かべていた口角は若干下がる。今日初めて自分の進路を教師に告げた。それは、自分が覚悟を決めたことでもある。相手は自身が進学しないことをどう思うだろうか、その答えが急に怖くなり眉尻を少し下げ『 俺、別に頭良くねえからな、選択肢が狭くて困ってンだよ。 』天井を仰ぐように背もたれに背を預け、両手を後頭部で組めばそれ以上は何も言わずに )
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