野良猫達は闇に牙を剥く【初心者、途中参加者歓迎/戦闘/銃器使用あり】

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「……………………」

モンスター(Monster)の指導者、
アドルフは退屈していた。

今の混沌無き世界に。

彼の望むものは混沌であり、それこそ彼の
生きる世界。

《モンスター》の名に恥じぬ、
混沌をもたらさなくては。

彼はゆるやかに瞳を開き、椅子から立ち上がる。

「…」

《chaos world》

メモを机に置き、扉を押し開く。




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「はぁ…」

ウルフ(Wolf)の指導者
イヴァン・アーウェルサはため息を吐く。

長い睫毛を伏せ、銀髪が風にさらりと揺れる。

「秩序とは、望まれぬものなのですか…」

ぼそりと呟き、呪文のような言葉を歌うように
暗唱する。

「…ヨハネス・アヴェ・コルプス」

彼の美しい声は風に乗り、何処かへと
運ばれてゆく。

彼は優しい風に瞳を閉じ、
うつらうつらし始めた。