創作♂ 2019-08-22 11:32:08 ID:2df80a81e |
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(彼女がどう思っているか、それに予測は立てられても正確に知る由はないが一先ず納得してくれた様子を見て内心ほっとしている自分に気がついて。まさか相手も同じ気持ち抱えているとは気付かずに表情変えずひっそりとその想いに悶々としていれば、次いで聞こえてきた言葉に彼女の瞳を見つめ)
「心配してくれているのか…?ありがとう……だけどその言われようは心外だな。甘い言葉は兎も角として、親愛の情を伝える相手は選んでいるつもりだが」
(俯き艶やかな光沢を帯びた濡れ羽色の髪を垂らさせる相手に対して、変声期を迎え低く落ち着いた声音で言葉を紡ぎ、彼女からのお礼に肩を竦め気にするな、とでも言うようにして。彼女から差し出された指の意味に、最初は文化圏の違いから気付くことができなかったものの直ぐに〝約束〟の際の行為だと思い返しては同じように小指を差し出し、絡め)
「これが噂に聞く指切り、と言うやつか」
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