語り部 2019-08-11 15:48:10 |
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【続】
時は経ち現代。富士の樹海の社は忘れ去られているにも関わらず、その社は荒れもせず、神聖な空気に包まれたままだった。
20××年 中部大震災
中部地方で発生した大地震は、関東大震災で傷ついた地盤をさらに痛めつけた。その余波は富士山麓まで伝わり、大きな地滑りが発生。崩れることがないと思われていた地盤が崩れ、400年以上にわたる封印が解かれてしまった。
溢れ出した怨念が形となり、樹海の死者の骨を媒介とし、兵が作り上げられた。逆月はそれを従え、現代の日本に向けて宣戦布告を行った。
状況は最悪だった、首を切り落とさなければ行動不能にできないことを知らない現代の警察や自衛隊は銃でそれに応戦するも効果が薄く、一方的に蹂躙されるだけだった。
ことを重く見た政府は非常に渋りながらもオカルトによる対抗を決意、神道や陰陽道に精通する者を各地から集め防衛省の下に編成、「特別対策局」が設立され、蘇った悪霊と戦いを繰り広げることになる。
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