愛されることを望まない

あいだのやり取り
（加工あり　日常）

「確かに十数年ほど前のディストピア体験の辺りでいろいろと止まっていますよ。ええ。それは認めますともー！重症気味に螺子が飛んでる人と大差ない時もありますう。だって自分も人間なんだものー！」
こんな受け取り難い冗談をメール越しの相方に投げる自分（面倒くさい）

『周囲の人が二度見するくらい笑っていい？表情筋に限界が……（喉の奥でクツクツと笑いそうになるがこらえている声』
たぶん外で一旦上向いて、深呼吸して、笑ってはいけないと自身に言い聞かせている相方

『ごめんなさい。きょうは外で晩ご飯買ってきて。重たいもの持ち過ぎて腕上がらなくなった』
煽り返すのも程々にして晩ご飯の買い出しを頼む自分
二回目の日曜大工（小物）で張り切りすぎたのと
からかい野郎の来訪で疲れてしまった

笑うの即行止めて電話をくれる相方
からかい野郎がセットしていった黒電話の着信音が鳴って少し驚いてしまったが、電話に出よう

「大丈夫か！気力が切れたのか。体が怠いのか？熱は？頭痛は？目は？！　奥から痛いかそれとも重い？」
「っわ……び、びっくりしたっ。えと！……今、言ってくれたの全部で……全身怠くて、喉渇いて気持ち悪いから、氷をなめてた……熱は自分で計れないから分からないけど、いつもよりも少し高めな気が」
取り繕えないほど声に疲れが滲む　涙腺ゆるゆる
よく知る人でも矢継ぎ早に訊かれるとちょっとしたパニック
この状況が本当に辛い

「なるほど。大体、分かった。煽りごっこはまた今度にしよう。温かいものと冷たいものと、美味しいものを買って帰るから…水分補給して安静に。家で待ってて。一時間後に帰る」

ものすごく心配性で優しい対応だった

前の煽り（あなたもゲームの名前しか知らないから私と同じですよねというフリ）で、怒らせたなら逃げようとしてたんだけども…外の寒さにイラつき、ムカついていたそうです……へぇー　知ってた　声聞くまで忘れてたけど
（寒がりだけど煩わしさが嫌で基本薄着という人のあるあるらしい。絶対に風邪引くから真似しない）

大変に人を選ぶ煽り方なのは自覚済み