DR9 2019-07-14 06:40:06 |
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「んぅ……」
ホシユメが目を覚ましたのは、丁度6時30分ぐらいだろうか。窓から日差しが降り注ぎ、ホシユメを目覚めさせる。
「あら、おはよう。ホシユメ。」
「!ドロシアすごーい!」
ドロシアは此方にニコリと微笑む。彼女はリンゴの絵を描く。すると、
リンゴが絵の中から飛び出してきたのだ。ホシユメも思わず感心し、手を叩いて拍手する。
ドロシアは照れくさそうに微笑みながら、椅子に座ってと言う。ホシユメは椅子に座って朝食を待つ。
数分後、テーブルの上にはご飯、お味噌汁、焼き魚、リンゴが置かれた。
「「いただきます。」」
早速、ホシユメは焼き魚を食べてみる。
食べるとまず、口の中で魚の身が解れ、とても優しい味が口の中いっぱいに広がる。また、醤油と大根おろしで少し辛くても優しい味になった。
次に、お味噌汁を飲む。
これもまた、お味噌と出汁の風味が豆腐や若芽といった具材と良く合っていた。
ご飯も格別だった。
白く光輝くお米を食べると、口の中でほんのりと甘く感じられた。手間隙かけてご飯を炊いたような、一級品の味だ。
リンゴもとても美味しくて、ウイスピーウッズのリンゴくらい美味しいのではないだろうか。
「ごちそうさま。」
ホシユメはあっという間に完食して、満足そうな顔をする。そんなホシユメを微笑ましそうにドロシアは見つめる。
「…ねえ、ドロシア。これから散歩行かない?」
「ええ、行きましょう。」
二人は身支度を済ませると、戸締まりをして部屋へと出た。
隣のマルクは爆睡中のようだ。外から微かに寝息が聴こえる。ホシユメとドロシアは起こさないよう、そおっとマルクの部屋の前を通った。
そして、外に出ると、フワッと今日の風がホシユメとドロシアの体を撫でるように吹く。お日様がサンサンと輝き、お城の庭の花壇は、水やり直後なのか花から水が滴り落ちてた。花から滴り落ちる滴は、お日様で光輝く。
ホシユメとドロシアは庭の隅々を探索したり、遊んだりして、7時ぐらいまでお城の庭に居た。
ホシユメは7時頃、部屋に戻って漢字や、美術等をドロシアから教わっていた。
_そして、ドロシア達が遊んでる頃にマルクはドロシア達の声で起こされ、不機嫌だった事は数時間後に知るドロシアとホシユメであった。
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