DR9 2019-07-14 06:40:06 |
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「んぅ……」
暖かな春風が子供の頬を撫でる。子供は起きて辺りを見渡す。
____間違いない…ココは、プププランドだ!
子供の心に喜びが咲く。と、同時に、自分の周りに誰も居ないとゆう寂しさも咲いた。
「へい、へい、へーい。」
ボールに乗って一人の道化師が子供に近寄る。子供は勿論名前を知っていた。ナゼなら、子供は星のカービィのマルクとカービィが好きだからだ。この子はマルクだろう。
「………あなた、だあれ?」
直ぐにその名を呼びたかったが、初めて会ったのに名を呼ばれるのも警戒されそうなので、子供はキョトンとして名前を訊く。
「ボクはマルクなのサ!キミは?」
「……わからない。」
と名前を訊かれるも、子供は、キョトンとするばかりだった。マルクはビックリして、ボールの上で高く飛び上がる。
「まさか、自分の名前すらわからないのサ?!」
「うん。」
んー…とマルクは暫く考え、ポンッと閃いた。
「じゃあ、ボクが名前を付けてやるのサ!そうだなぁ…顔がノヴァっぽいし……ホシユメってどうなのサ?!」
「のば…?ほしゆめ…?」
「うん!ノヴァは、皆の願い事を叶えてくれる、銀河の果ての大彗星なのサ!だから、ホシユメ。」
マルクはニコニコ笑顔で名付けを説明する。途端に、子供はパアッと顔を明るくさせた。
「ノヴァ!ホシユメ!わたし、ホシユメ!ありがとう!マルク!!」
「どういたしましてなのサ!今日からボクとキミは友達なのサ!!」
「ともだち…?ともだち!わたしとマルクともだち!!」
子供……ホシユメは舞い上がる。それも、ニコニコ笑顔で。マルクはその様子を暫く見つめ、言葉を放つ。
「…これから、カービィ達のところに行くけど、ついてくのサ?」
「うん!いく!!」
マルクとホシユメは、カービィのところへと向かった。
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