つわものどもが夢の跡(近未来/ロボット/戦闘/人数制限有り)

用語解説
"第四次世界大戦" 前世界大戦から3年後に起きた、第三次世界大戦に次ぐ世界大戦であり、世界を荒廃させた原因。10年も続いた争いにより人口は3分の2まで削減され、終戦後もテロ組織に数々の兵器が渡る原因となってしまった。
対戦からまだ一年後ということもあってか都市部は復興作業の進められる中心都市以外は廃墟と化しており、犯罪組織の温床となっている。

"ノアの箱舟" 荒廃した世界から人類を救うべく動き始めた宗教集団。その実態はテロ組織もいい所であり、各所から流れてくる兵器を活用して無差別なテロ行為を行う過激派集団であり、世界的に指名手配されている危険思想集団である。トップは教祖と呼ばれており、元は第四次世界大戦に関与していた軍人であることが判明している。信者、及び構成員は家や家族を失い、連合に恨みを持つ少年兵が大半。中には軍から退役させられたものや、過去に過激派組織に所属していた者もいる。

"連合" 3つの勢力を指し示す言葉であり、ロシアを含めたヨーロッパ各国の集まった"ヨーロッパ連合"、アメリカ大陸全土及びオセアニア州の国家で形成された"アメリカ連合"、アジア、アフリカ州諸国で作られた"アジア連合"の3つが存在している。現在はノアの箱舟という共通の敵をどうにかすべく形式上は協力体制を敷いているが、終戦からまだ数ヶ月。恨みを持つパイロットも少なくはなく、監視体制が不十分なのをいい事に他連合に攻撃を仕掛けるもは非常に多い。

"機動機" 科学技術の結晶にして、近代の戦争における主力兵器。全身は30ｍ前後。マシンガンやミサイルのような実弾、爆裂兵器に加えて、光学兵器まで搭載するいわゆるロボット。機械仕掛けの兵士であり、多くが人型をとるためパイロットの格闘技術などが色濃く反映される。基本物量戦であるため大半が量産型であるが、中には科学技術の結晶に、さらなる技術を集結して作られた機体も存在する。
また量産機といえどチューンナップは可能であり、パイロットの腕前次第では量産型の範疇に収まらない性能を発揮することも。
国ごとに量産型別の名前は別れているが、熟語や戦闘機、軍艦や地名の名前から取られることが多く、パイロットによっては固有名を付けているものもいる。

"OAO" One And Only。略してOAO。唯一無二の名の通り、どれもこれも1機しか存在しない唯一機であり、全世界で9機しか存在していない。各連合における切り札であり、法令により一国につき1機、1連合につき3機しか所有を許されていない。
これは終戦後、OAO同士での全国家の争いに発展することを避けるための協定であったが、皮肉にも終戦後はOAOを所有する国が権力を握ることを許してしまった。その為連合内では希望であると共に、所有していない国からは破壊を望まれる存在となっている。
その性能は破格の一言に尽きる。パイロットの技量にもよるが、通常の量産機の4、5倍近い性能を誇っており、エースパイロットが搭乗した日には莫大な戦果を上げる。
しかし同時に大半がピーキー機であり、パイロットが見つからないなんてこともしばしば。また機動機での戦闘は基本物量戦であり､OAO1機対量産型十数機なんてこともある他、チューンナップ機やエースパイロット相手だと足元を掬われることもある。
所有国家はヨーロッパ連合は"イギリス"、"イタリア"、"ロシア"の3国。
アメリカ連合は"アメリカ"、"オーストラリア"、"カナダ"の3国。
アジア連合は"エジプト"、"中国"、"日本"の3国となっている
余談であるが、日本では顔文字に見えると話題なんだとか。

"神造機" どこからか流出した機動機やOAOの設計図を利用し作られた、ノアの箱舟におけるOAO的存在。兵士や機動機の数が少ないのを補うべく5機製造されており、個々では3機のみしか所有の許されていない連合相手に優勢に立ち回ることを可能とさせている。