執事長 2019-05-03 20:33:24 |
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やあ、おはよう。昨日は良い夢見れたかな?
僕は興奮し過ぎて暫く眠れなかったや。君の愛がすっごく伝わってきて泣いちゃったのはここだけの秘密、ね?
改めて、僕と共に物語を完成させてくれて有難う。無事にフィナーレを迎えられて良かった。中途半端に終わるのだけは嫌だったから、どんな結末でも君と終えられて本当に幸せだよ。
君と最初に会った時から大分月日が経ってしまったから、ちょっとチグハグな所もあったかもしれないけど…。
一応補完として大雑把に流れやら伏線の回収をしてみたから、そっちはさらっと読んでもらえると嬉しいな。
勢いのままに書いちゃったから、途中言葉がおかしい所あっても目を瞑ってね!
さて、背後とバトンタッチするよ。無駄に長いから適当に、ふーん程度で流してくれてもいいよっ!
(/昨日は遅くまでお付き合い下さり有難う御座いました!ルシアンの方から気持ちの方はお伝えさせていただいたので、こちらからは物語の補完を少々…。
まずルシアンというキャラのベースについてですが、金持ちの家に生まれた母と、売れない画家であった父の間に誕生した子です。身分違い、周りの反対など、様々な要素が二人を燃え上がらせ、逃避行を図ったすえ、出来た子です。然し恋自体に溺れていた若い二人はやがて現実に直面し、父親の方が過労に耐え切れなくなり亡くなります。母は父が既にこの世にいないという現実に耐え切れなくなり、心を壊し、時を同じくして病魔に身を蝕まれます。この病に関してですが、貴族社会における血統を大切にするあまり無理な交配を繰り返した結果、起こり得てしまったもの、という裏設定がありました。無論、全ての血縁がそれにかかるわけではなく、確率的には低いです。ただ奇しくも、母子ともに併発してしまった訳ですね…。母は現実を受け入れられず、最期まで父の面影を追って儚くなられた、ということですね。
伏線
・ロル内で何度か青空の描写を出していたこと
→これは母が亡くなった日がとても晴れた青空で印象的な日であったこと。また、母が外に出歩けなくなったことから青空の絵をプレゼントしようとしていたのですが、渡せず仕舞いで終わってしまったこと。結局、最期まで自分という存在を見てもらえなかったこと。それら全てが起因して渡せなかった青空=存在を認めてもらえなかった自分となってしまい、ルシアンにトラウマを植え付けます。
幼い本能的には、自分を守るためその辺りの記憶を曖昧にして、青空をモチーフにした絵からも無意識に遠ざかってきました。
この屋敷に来たぐらいから母と同じ病を発症していました。ただ発症するだけならば、病に気付くことも過去を思い出す事もなく、無意味に生きて亡くなっていたことと思います。然しこの屋敷で自分を大切にしてくれる存在に出会ってしまったこと、自分の存在を認めてもらえたことから、偶然にも記憶を呼び覚ます条件が揃ってしまったのです。
私的には彼が過去と向き合うまでのカウントダウンとして青空の描写を何度かロル内に入れさせてもらってました!()
・描きかけの青空のキャンパス
→これは例のプレゼント出来なかったやつですね。これを完成させてジェイド様に渡したのは、ルシアンのトラウマが彼によって救われたことを表現したつもりでした。
何せ記憶は甦るは、病魔に侵されてるわで絶望してしまった訳ですが、ふとした瞬間に彼の狼姿を描いたキャンパスが目に付き、俺の光、と言われた事を思い出しまして。彼は自分を見てくれていたと…気付き現実と向き合えた感じですね、はい。(確かこの辺りの経緯は以前こちらに投稿させてもらった小話にあったかな…と?)
・比翼の鳥に関して
→最初からずっと言ってた言葉なんですが、まさかの最後に覆しました。何度も鳥の描写も出しておきながら、、これにも言い訳が…!
以前書いた母の言葉、「雌雄が寄添わなければ、あの自由な空を飛べないの。でも…お互いがお互いを必要とし、助け合って空を飛ぶなんて素敵じゃない?」がルシアンの固定概念を雁字搦めにしておりました。母に存在を認知してもらえなかった辛さが彼の心に傷を付けていたため、一つに溶け合えば別れる辛さも独りの寂しさもなくなると思っていた、のですが、ここのお屋敷の住人様方と接する内に意識が変容します。
溶け合ってしまえば、彼が悲しんでいるときに抱き締めてあげる腕がないですし、同じ業を背負うことも出来ないですから…。色々なことから逃げていたルシアンが彼のお陰で立ち向かう力を得て、更に一緒に生きようとするまでに成長したのです。
その為、彼に宛てた最後の絵には二羽、鳥が描かれていたという事ですね。日記の題名も片翼の君、とか最初は考えていたにも関わらず訂正して宝物、と書きかえられたという裏設定が。
・結果捕食された事について
→もう此れは仕方ないですね。溶け合わないといっておきながら、今世ではそれが叶わない訳ですから…。思い通りにはならない世の常、制御出来ない不完全な人間ならではの、チグハグな結果、といったところでしょうか。
ルシアンにとって病に罹ったことはきっと必然だったのでしょう。常々彼を救いたいと考えていたので…。生半可な覚悟や、上部だけの言葉では彼を変えることなんて端から出来るわけがないないですから。ルシアンは自分という存在を賭けて彼にぶつかっていきました。
・絵葉書のスイートピー
→花言葉が別離、ほのかな喜び、優しい思い出、門出とあったのでぴったりだな、っと思い付きで最後脈絡なく採用しました…!()
ルシアンにとって日々生きることに必死だった日常が屋敷にきたことで激変しました。人並みの生活を約束され、住人たちとの優しい心の交流、そしてジェイド様と出会えたことは奇跡のようなもの。彼と出会ったことはもちろん、最後捕食されたことも喜びであり、優しい思い出なのです。
今世では別離となってしまいましたが、ルシアンにとっては今度こそ彼と共に歩けるよう来世に向けての旅立ち、大事な門出の日だったというわけです。
さて長々と綴りましたが、大雑把に言うと心の成長というテーマが根幹にはありました。これは何もルシアンだけではなく、大切な彼にとっても少しばかりの影響を与えられたら、と思っていました。捕食に苦しむ彼にあえてその苦痛を強いる。苦渋の決断ではありましたが、食べらること=悲しい、苦しいといった負の感情ばかりではない事を伝えたかったのです。捕食されなければ、この屋敷に来て彼と出会ってなければ、ルシアンは誰に顧みられることもなく道端で一人息を引き取って冷たくなっていたかもしれないのです。最後まで彼のそばに居て、彼の糧になれたことは、生きる意味を失ったルシアンにとっての救いでした。捕食という行為も捉え方次第で、悪いことばかりではないのだと、それが誰かの幸福、救いになることもあるのだと全力で伝えた訳です。これからの彼の暮らしが、少しでも捕食に対する苦しみや悲しみから解放され、優しく幸せな世界で生きていってもらえたら嬉しい限りです。
蛇足として
色紙で作った風車→廻ると青空と飛ぶ鳥の映像、と表記してましたがこの漢字の変換について
廻る→まわる、とめぐるをかけて
輪廻、生と死を繰り返す、執着の深いこと
霊魂は巡り、彼の身に流れる血肉を目印に彼の傍に生まれ変わるよ、みたいな、ええ…
ここまで書いていて執着怖ってなってしまいましたが(…))
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