了解です。 [私、目が見えないの] 彼女は双眸を開いて見せる。 そこには、光を失った赤い瞳だけがあった。 [だから、ヒトやモノの気配を感じるのが 他の人より上手なのよ] ドロシーはイタズラっぽく微笑み、 また目を閉ざす。