〔皆さま、もう片付けますので…まだ食べて いらっしゃる方は自分で片付けを お願い致しますね〕 ツヴァイが、察したように呼び掛ける。 【…マジかよ】 フェンリル、と名乗った少年は大急ぎで 食べるなり皿をツヴァイに押し付けて 二階へと上がっていった。