ファウスト …その…個性、と言うのも、ここまで度が過ぎては…更にそれを毎日のように見ては、 流石に気が滅入りますヨ…(紙袋の裾に紅茶の入ったティーカップを運べば、 中の紅茶が音も無く減る。ティーカップを置いた彼は、不意にヘレンの方を見る。) ……同業の方ですか。中々見掛ける事はないのですが、このような出会いがある事を 思えば確かに気が休まりますネ。