名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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( / 始まりは越してきて1週間、慣れてきたところもまだ慣れないところもある感じでお願いします。
説明不足で申し訳ないです。)
All〉
(__春風。そして舞い踊る桜。
この景色を見ていて思い出すのは昔の記憶…昔、と言っても数年前のことなのだが。彼女はふと思い出に浸りながらゆっくりと目を開ける。見慣れてきた真っ白な天井、汚れが一つもない白いレースのカーテン、その隙間から差す陽の光。此処に越してきて一週間になるが、チラリと目線を向けたチェストの上にあるとある一枚の写真を見ながら一つ溜息を吐けばその近くに置かれたスケッチブックとペンを持ち、そのペンをくるくると回し。少々不満げな顔をすれば膝下程のスカートを靡かせて緩い白いワンピースのパジャマの上からクリーム色のカーディガンを羽織れば眠そうに欠伸をし。今日は特にすることはないか、と頭の中で考えながらスケッチブックとペン、そしてスマホを手に持って部屋を出る。そのままフラつきながらも階段を降り、洗面所へと向かえばゴシゴシと顔を洗い、軽く髪の毛を整えて。まだ若干寝癖は付いているもののそんなものは気にもせず、タッタッとリビングの方へと駆けて行く。)
「…ん…ふわぁ…ねむ…」
(ポツリと呟く彼女はリビングの机にスケッチブックを置き、ペンを適当にポケットへと突っ込んで冷蔵庫を開ける。炭酸を好まない彼女が飲んでいるものと言えば林檎ジュースやオレンジジュース等。今日はオレンジジュースにしようかと考えてガラスのコップを取り出せば、そこにオレンジジュースを注ぎ。ゆるりと揺らした瞳、その瞳に映るのは鮮やかなオレンジ。んーっ、と伸びをした後にオレンジジュースを少量口に含めば満足そうな顔をして。流れるように自らがいつも座る席へと着けばオレンジジュースを置いて、ペラペラとスケッチブックを捲り始めて。)
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